新規株式公開（IPO）は、経営者及び会社にとって、資金調達はもとより、知名度の向上による優秀な人材の確保、信用力アップによる取引拡大、経営体質の強化、創業者利得の実現等、様々なメリットがあります。また会社で働く従業員の方々にとっても、上場企業の従業員としてのモチベーションのアップ、ストックオプションや持株会による株式保有による財産形成など、人生の安定や豊かさをもたらすことでしょう。
一方で、上場してパブリックカンパニーになるということは、企業としての社会的責任や経営責任が増大します。法令の遵守、四半期毎に開示する正確な決算情報の作成や、透明性の高い経営体制の構築などが求められます。
IPOを実現するためには、少なくても2年半～３年程度はかかります。十分時間があるように感じるかもしれませんが、非公開会社では求められなかった組織運営や、内部統制の構築、期限内に決算開示を行えるよう決算の早期化、申請書類の作成など、難易度の高い準備が必要となり、対応できる人材がいないとスムーズに準備が進みません。そしてこのような難易度の高い業務を行える人材を確保することはなかなか難しいのが現状です。
私たちは、上場準備の経験を有する公認会計士や公認情報システム監査人が担当し、社内で経験が不足している領域を、柔軟な関わり方でサポートいたします。
①申請書類（Ⅰの部・Ⅱの部・各種説明資料）の作成支援
申請書類の作成に必要な情報の整理・作成、申請書類の作成
②決算早期化の支援
現状把握（ボトルネックの特定）、決算プロセスの見直し、決算マニュアルの作成、システム導入支援、トライアル実施 等
③J-SOX支援
評価の基本方針の策定、各種文書の作成から評価手続きの実施等、一連のJ-SOX体制の構築、改善支援、
IT全般統制や業務処理統制の整備運用支援 等
④事業計画の策定
ビジネスモデル、業界の傾向、競合他社の状況、市場規模や法令規制などを把握・分析、根拠資料の作成、 事業計画の策定 等
